円形図書館

マーケティング史学会

マーケティング史研究会は「マーケティング史学会」に改称されました。

本会はマーケティング史、マーケティング学説史等のマーケティングに関する歴史的研究を進め、その研究水準の向上と発展に寄与することを目的とします。

 
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会長挨拶

マーケティング史学会 会長
小 原  博

 マーケティング史学会は,1987年晩秋に発案され,歴史研究方法を重視している方々を中心にお誘いし,翌1988年5月27日にマーケティング史研究会として発足,今日に至っています。2018年5月創立30周年を迎え,同年11月に現学会名に変更しました。創立当初の会則,「本会はマーケティング史,マーケティング学説史等のマーケティングに関する歴史的研究を進め,その研究水準の向上と発展に寄与することを目的とする」規定は,継続しており変更ありません。
 その創立から30年を超えさまざまな活動に取り組んできていますが,春・秋と年2回の研究報告会と,研究書出版事業とを二つの柱として,学問的営為を積み重ねてきました。出版事業では,30周年時には『マーケティング学説史-アメリカ編Ⅱ-』を,さらに創立20周年時には,第1巻『マーケティング研究の展開』,第2巻『日本企業のマーケティング』,第3巻『海外企業のマーケティング』の全3巻本が「シリーズ・歴史から学ぶマーケティング」として,統一性をもって学会の総力を挙げて執筆,出版しています。これらを含め研究書出版として,学説史シリーズ;5冊,実践史シリーズ;7冊,翻訳シリーズ;1冊の計13冊を刊行してきています。
 本学会の今後については,①研究の国際化の進展,②情報化の推進,の2点を当面目指します。前者①は,本学会の創立より一足早く「アメリカ・マーケティング史学会(CHARM)」が1983年に発足,大会を隔年開催し,大部の論文集が刊行され多くの刺激を与えていますが,私どもの学会でも,マーケティング・流通領域の歴史研究の一層の進展・深化を図りながら,アメリカ,ヨーロッパ等の関係学会と手を携えながら,共同研究をはじめ国際化を進めたいと思います。また後者②は,メンバー間の研究情報共有を密にするのはもちろん,査読付き研究論文の掲載を主体にした機関誌(『マーケティング史研究』)の発刊を早期に進め,学会内外に情報発信を促進していきたいと思います。併せて,30周年時よりスタートした学会HPによる情報化も充実していきます。
 いうまでもなく,過去の歴史という事象を跡づける作業は,その底に流れる一貫した視角・視点が問われることだとも思われます。さらに「歴史を学ぶ」ことは後ろ向きのものと認識する一般的傾向がありそうですが,本来的に,歴史研究は単に過去を見つめるのではなく,「歴史に学ぶ」という視点により,時代(現在)を,将来(未来)を透察するところにあると考えます。マーケティング史学会が当初の目的遂行のためメンバーの皆様の協力をお願いするとともに,新たなメンバーの積極的なご参加を切にお願い申し上げます。

【小原 博;拓殖大学名誉教授,博士(商学),日本商業学会名誉会員; 主著に『日本マーケティング史-現代流通の史的構図-』(経営科学文献賞受賞),『日本流通マーケティング史-現代流通の史的諸相-』(日本流通学会賞受賞),『アメリカ・マーケティングの生成』(日本流通学会賞受賞)(いずれも中央経済社)】

 
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Greetings from the President KOHARA

     The Marketing History Society of Japan was renamed in 2018 to commemorate the 30th anniversary of the Japan Society for the Study of Marketing History founded in 1988.
     Over the past 30 years, the Society has published a total of 13 books, including seven marketing practice history series, five marketing theory history series, and one foreign famous literature translation series.
     The purpose of this Society is to promote historical research on marketing, such as the history of marketing practice and the history of marketing theories, and to contribute to the improvement and development of its academic level.
     The future direction of the society is to (1) promote internationalization of research, and (2) further share research information. We will issue a journal  (Japan Marketing History Review) directly related to these in 2022.


President Profile ; 
KOHARA Hiroshi,Ph.D. , Professor Emeritus of Takushoku University in Tokyo. 
Main books;The History of Marketing in Japan (Management Science Literature Award),
The History of Marketing & Distribution in Japan (Japan Society for Distributive Sciences Award),The Beginning of Marketing in the United States (Japan Society for Distributive Sciences Award).

 
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マーケティング史学会の活動

  1. 研究会の開催

  2. 研究上必要な情報や資料の交換

  3. 共同研究ならびにその成果の公表

  4. その他、本会の目的達成に必要な事業

マーケティング史学会会則はこちら​

入会申込書はこちら

ご入会希望、その他お問い合わせは学会事務局(下記)まで。

近畿大学経営学部 大内秀二郎研究室 内

oouchi@bus.kindai.ac.jp


 

『マーケティング史研究』

Japan Marketing History Review (JMHR)

学会機関誌『マーケティング史研究』は、2022年3月の創刊に向けて準備中です。

​各号の特集テーマ(投稿募集中)

  • 第1巻第1号 投稿期限:2021年9月30日 / 刊行予定:2022年3月

  • 第1巻第2号 投稿期限:2022年3月31日 / 刊行予定:2022年9月

  • 第2巻第1号 投稿期限:2022年9月30日 / 刊行予定:2023年3月

投稿規定

Submission Guidelines

投稿用フォーマット(MS-Word)

Submission Format(MS-Word)

 

マーケティング史学会(旧・マーケティング史研究会)では、これまでに多くの研究書を出版しています。

これまでの出版物

【学説史シリーズ】

  1. 『マーケティング学説史:アメリカ編』同文舘出版、1993年(増補版、2008年)

  2. 『マーケティング学説史:日本編』同文舘出版、1998年(増補版、2014年)

  3. オルダースン理論の再検討』同文舘出版、2002年

  4. マーケティング研究の展開:シリーズ歴史から学ぶマーケティング第1巻』同文舘出版、2010年

  5. マーケティング学説史:アメリカ編Ⅱ』同文舘出版、2019年


​【実践史シリーズ】

  1. 日本のマーケティング:導入と展開』同文舘出版、1996年

  2. 日本流通産業史:日本的マーケティングの展開』同文舘出版、2001年

  3. 現代アメリカのビッグストア』同文舘出版、2006年

  4. 『ヨーロッパのトップ小売業:その史的展開』同文舘出版、2008年

  5. 日本企業のマーケティング:シリーズ歴史から学ぶマーケティング第2巻』同文舘出版、2010年

  6. 海外企業のマーケテイング:シリーズ歴史から学ぶマーケティング第3巻』同文舘出版、2010年

  7. 日本企業のアジア・マーケティング戦略』同文舘出版、2014年​


​【翻訳シリーズ】

  1. ​パラマウンテン『流通のポリティクス』白桃書房、1993年

 

【学説史シリーズ】
マーケティング学説史:アメリカ編Ⅱ

アメリカにおいて一世紀,内容豊かなマーケティング論を作り上げてきた,各論的なマーケティング論の研究を中心に,いわゆる機能分類という視点から学者を取り上げていることが特徴である。第Ⅰ集に続く本姉妹書第Ⅱ集は,第Ⅰ集で十分に扱えなかった総論的な本質論議に欠かせない学者を,ついでマーケティング・チャネル,卸売業,小売業,販売管理といったそれぞれの領域を網羅して,そのマーケティング論を研究し後世に大きく貢献した学者12人を取り上げ,その人と学説を明らかにし,さらに現代的評価もするという専門研究書である。

<目次>
『マーケティング学説史-アメリカ編Ⅱ-』(2019年)【第Ⅱ集】 
第1章  R・バーテルズ -マーケティング学説史の金字塔-
第2章  P・D・コンヴァース -マーケティング基礎理論の先達-
第3章  E・J・マッカーシー -4P論によるマネジリアル学派の推進者-
第4章  J・C・パラマウンテン -集団分析による流通の政治経済的研究-
第5章  L・P・バックリン -流通チャネルの経済学的分析-
第6章  T・N・ベックマン -ミスター卸売業-
第7章  P・H・ナイストロウム -小売研究のパイオニア-
第8章  M・P・マクネア -小売業態論の創始者-
第9章  S・C・ホランダー -小売研究者にしてマーケティング史研究者-
第10章 C・W・ホイト -販売管理論の先駆的実践者-
第11章 P・T・チェリントン -広告研究のパイオニア-
第12章 N・H・ボーデン -広告の経済効果とマーケティング・ミックスの先駆者-

(編集責任者:小原 博)

刊行 : 2019年刊
税込定価 : 3,190円(本体2,900円)
ISBN: 978-4-495-64951-7
ページ数:270頁
同文舘出版 在庫あり